北総鉄道運賃訴訟口頭弁論開始

毎日新聞の記事から

北総鉄道:高額運賃問題 国に適法の立証求める 第1回口頭弁論で東京地裁 /千葉
 北総線の高額運賃問題で沿線住民らが運賃認可取り消しなどを国に求めた行政訴訟の第1回口頭弁論が10日、東京地裁であり、国側は「住民に訴えの利益はない」と却下を主張した。杉原則彦裁判長は認可が適法だと立証するよう国側に求めた。阿部泰隆弁護団長は閉廷後「門前払いしない可能性が出た」と評価した。
 杉原裁判長は原告側にも訴えの利益があることを立証するよう求めた。阿部団長は「従来の行政訴訟では、国の違法行為の立証を住民側に求められる難しさがあった。国に適法の立証を求めたことは大きい」と話した。
 訴状によると原告側は、新型スカイライナーなどを運行する京成電鉄が子会社の北総鉄道に払う線路使用料が不当に安く、北総線の運賃が下がらないと主張。線路使用条件や運賃の認可取り消し、運賃値下げ命令などを国に求めた。

線路使用料の妥当性について、法廷で実質審議が行われるとすれば、興味深い。今後も目が離せない。