JR西日本が電車特定区間拡大

JR西日本は5月15日、2025 年4月1日から適用する京阪神都市圏における運賃体系を発表し、新体系に基づく運賃の上限変更を国土交通大臣認可申請した(リリース)。大阪環状線内の区分を廃止し、電車特定区間と統合する一方、電車特定区間を次の区間に拡大する。

東海道本線 野洲・京都間
湖西線 山科・堅田
福知山線 尼崎・新三田
山陽本線 西明石網干
山陰本線 京都・亀岡間
奈良 京都・城陽
片町線 松井山手・長尾間
関西空港線 日根野関西空港

2022年9月10日の記事

JR西日本は2025年春を目途に、設備の整備と加算運賃の対象エリアを電車特定区間外に拡大する計画。「拡大にあたっては、整備対象エリアの運賃体系の共通化も課題であり、検討を進めてまいります」としており、電車特定区間の拡大も視野に入れているようだ。

と書いた通りとなった。区間も一致している。

電車特定区間の賃率は15.30円(大阪環状線は13.25円)から15.50円となる。幹線からの拡大区間は16.20円から値下げとなるが、鉄道駅バリアフリー料金10円が加算される。

私鉄対抗の特定運賃も発表になったが、まだ現行運賃との比較ができていない。

追記(5月20日):JR西日本電車特定区間の運賃(鉄道駅バリアフリー料金を含む)は、JR東日本より低廉だったが、改定により100キロまでのすべての営業キロ帯でJR東日本IC運賃が優位になった。

営業
キロ帯
JR西日本 JR東日本
現行 改定 きっぷ IC
1~3 140 150 150 146
4~6 170 180 170 167
7~10 190 200 180 178
11~15 230 240 230 230
16~20 320 320 320 316
21~25 410 410 410 406
26~30 480 490 490 483
31~35 570 580 580 571
36~40 660 660 660 659
41~45 740 750 740 736
46~50 820 840 830 824
51~60 950 960 950 945
61~70 1,110 1,120 1,110 1,110
71~80 1,280 1,300 1,280 1,275
81~90 1,450 1,460 1,460 1,451
91~100 1,620 1,640 1,620 1,616

追記2(5月21日):特定運賃の区間も比較してみたが、変化がなかった。幹線から電車特定区間になった区間は、所定運賃は減額したが、特定運賃は鉄道駅バリアフリー料金が加算されて、10円の値上げとなった。(*はバリアフリー料金を含む)

特定区間 営業キロ 所定運賃 特定運賃
現行 改定 現行 改定
大阪-京都(電) 42.8 *740 *750 *580 *580
大阪-高槻(電) 21.2 *410 *410 *290 *290
大阪-JR総持寺(電) 16.6 *320 *320 *280 *280
大阪(北新地)-神戸(電) 33.1 *570 *580 *460 *460
大阪(北新地)-元町(電) 31.4 *570 *580 *420 *420
大阪(北新地)-宝塚(幹→電) 25.5 510 *490 330 *340
茨木-神戸(電) 47.7 *820 *840 *730 *730
高槻-神戸(電) 54.3 *950 *960 *830 830
京都-神戸(電) 75.9 *1,280 *1,300 *1,110 *1,110
京都-奈良(幹) 41.7 770 770 720 720
京都-城陽(幹→電) 20.2 420 *410 370 *380
京都-新田(幹→電) 18.1 310 *320 300 *310
JR難波-奈良(電) 41 *740 *750 *580 *580
天王寺-奈良(電) 37.5 *650 *660 *510 *510
天王寺-和歌山(電) 61.3 *1,110 *1,120 *900 *900