小田急50円均一小児IC運賃

小田急は、2022年春から小児IC運賃小田急線内一律50円とすると発表した(11月8日リリース1)。子育てしやすい沿線の実現に向けての取り組みの一環という。少子高齢化に加え、コロナ禍によるテレワークが普及する中で、鉄道の沿線間競争が加速している。

小児運賃は、大人運賃の半額*1と定められているが、各種企画乗車券では小児運賃が優遇されてきた。例えば、JR東日本週末パスは、大人の8,880円に対し、小児は2,600円と3割である。小田急自体も2019年から実施しているという「小田急 こども100円乗り放題デー」を今年は11、12月の4日間「小児IC運賃一律50円化を記念した特別企画として拡大実施」し、4日間に限り通常1,000円のこども用「期間限定1日全線フリー乗車券」を100円で発売するという(11月8日リリース2)。

リリース1の

なお、小児運賃(IC利用)を持続的に大人運賃の半額以下に一律低廉化するのは、全国の鉄道初の取り組みです。

はそのとおりで、ICカード乗車券限定とはいえ低廉な小児運賃を定常的に適用するのは、画期的である。

小児IC運賃一律50円は、小田急のICカード乗車券取扱規則に規定されると思うが、来年春には東北・上越・北陸・北海道新幹線特急料金の最繁忙期の設定と時期区分の変更など、旅規の改定を伴う件名もある。

第5回全国の鉄道路線五番勝負は、12月3日開催します。

 

*1:10円未満のは数はJRが切り捨て、民鉄等は切り上げ