つり革と網棚

日経電子版の「東京ふしぎ探検隊」は鉄道の話題が多いが、今日の記事は電車のつり革、高いか低いか 座席にも工夫の歴史
首都圏の鉄道事業者の車両のつり革と網棚の高さや形状の変遷について書かれている。
目から鱗だったのは、

 つり革は、形も進化している。かつては丸型が主流だったが、現在では三角おにぎりのような△型が増えてきた。
 向きも変わっている。丸型は線路と平行に設置されていて、△型は線路と直角が多い。

丸型は線路と平行、△型は直角というのは気が付かなかった。
つり革と網棚という言葉が実態とかけ離れていることも示されている。

 鉄道関係者はつり革のことを「つり手」と呼ぶ。既に革製ではないからだ。
 明治時代、日本に初登場した鉄道では、牛革を輪にしたものがぶら下がっていた。つり革という名称はここからきている。

同様に網棚も、

ちなみに網棚のことを鉄道関係者は「荷棚」と呼ぶ。実際には網ではないこともあるからだ。

ステンレス製の網はあるが、糸を編んだ本来の網棚を見ることはなくなった。