富山地鉄市内線と富山ライトレールの接続

北陸新幹線開業と在来線の高架化を機に、富山駅南北の路面電車を接続する計画があるが、実現に向けて一歩進んだようだ。中日新聞の記事

南北接続計画 今秋に着手 路面電車富山駅 まず南側
森市長と地鉄社長会
 北陸新幹線開業に伴い、JR富山駅で予定されている路面電車の南北接続計画で、富山市は今秋、まずは南側で富山地方鉄道の駅構内への乗り入れ工事に着手する。新幹線開業に合わせ、富山駅南口で乗り入れる。森雅志市長が四日、定例会見で富山地鉄の川岸宏社長とともに明らかにした。
 市と地鉄は五日、国土交通省北陸信越運輸局に計画を提出する。市が整備費八億六千万円を負担し、地鉄が車両を運行する「上下分離方式」を採用。地鉄は今後、新たな次世代型路面電車(LRT)四編成を十億円かけて導入する。
 計画では、地鉄の乗り入れ工事後、並行在来線の高架化を待って駅北の富山ライトレールも構内に引き入れる。
 接続は、新幹線開業から数年後に完了する。
 地鉄富山ライトレールともに一律二百円としている運賃について、川岸社長は「接続したからといって運賃を四百円にするのは無理がある。仕組みを検討する」と述べた。
 森市長は「上下分離方式地鉄に整備費の負担が生じず、順調に事業を続けられる。整備には国の交付金も活用したい」と話した。

富山市には上滝線のLRT化構想もある。これは南富山駅で市内線に乗り入れる計画だったと思うが、路面電車富山地鉄富山駅構内への乗り入れというのは、富山駅で鉄道線と市内線との直通を行うということだろうか。
また、富山ライトレールとの接続時には、乗継割引も実現しそうだ。福井、富山と北陸の鉄道は元気だ。