富山地鉄も回数券廃止

富山地鉄も3月17日からICカード乗車券「ecomyca」(えこまいか)の鉄道線でのサービス開始に伴い回数券を廃止する(2月24日付プレスリリース)。区間回数券は3月16日限りで発売を終了し、金券式の鉄道・バス共通回数券と環境回数券は4月30日まで発売する。
中日新聞は「富山地鉄31年ぶり 自動改札機復活へ 17日からICカード導入」と報じている。

富山地鉄は一九七一〜八一年に電鉄富山駅に定期券専用の自動改札機を導入。改札口の混雑を緩和できたが、維持・管理費用が多くかかることなどから廃止された。
全国では福井、鳥取、島根、宮崎、徳島県の鉄道駅に自動改札機がない。

とのことである。
ICカード乗車券の導入による回数券の廃止は、今後も地方中小私鉄を中心に進みそうだ。「えこまいか」は、これまで富山市内軌道線とバスに導入され、運賃を15%割り引いていたが、鉄道線では10%引きとなる。回数券廃止の代償としては妥当な割引だろう。