10月の旅規改定

JR九州のサイトに、8月30日付の旅規改正公告が2件掲載された。10月1日施行の手回り品制度の改定と10月15日施行のJR九州の「あそぼーい!号」関連規定である。これをうけ、旅規ポータルのJR東日本旅規改訂履歴(条項順日付順)を更新した。
手回り品制度の改定は、第309条第1項の競技用自転車が削除され、第309条の3の回数手回り品切符が廃止された。1999年1月1日の旅規改定時に第308条の無料手回り品の範囲がサイズ(3辺の和:90→250cm)・重量(10→30kg)とも拡大したが、競技用自転車の持込は、無料手回り品の範囲内であっても有料となっていた。一方、それまで競技用自転車と同じ扱いだった一般のサイクリング用自転車は、99年1月1日の改定時から無料になっている*1。競技用自転車についても今後無料になるということだろう。
回数手回り品切符は、1974年4月1日の旅規改定時に登場したものだが、37年を経て廃止される。どのくらい利用者があったのだろうか。なお、第309条の2の定期手回り品切符は存続する。
「あそぼーい!号」の規定は、まだリリースがないが運転区間の延長に伴うもののようだ。第57条の3の「熊本・宮地間に運転する」が削除され、第125条第1号ロ(ホ)bの特急料金表に、100キロメートルまでから301キロメートル以上の5営業キロ地帯の特急料金が追加された。

*1:解体または折りたたんで専用の袋に収納したものという条件だけで、サイクリング用という制限はない