羽田空港国際線・国内線乗継無料乗車証

羽田空港国際線ターミナルの使用開始が迫ってきた。京浜急行電鉄東京モノレールが国内線と国際線の乗継客の運賃を無料にするという報道はおかしいと、8月2日8月5日の2度にわたって書いた。その後、乗継運賃の負担者及びその原資についての報道は見当たらない。火付け役の読売の記事は、現在もそのまま掲載されている。
日本空港ビルディングのウェブページに、乗継客に対する無料乗車証について書かれている。

国内線・新国際線ターミナルの案内カウンターにて、京急線・モノレールの国内線と新国際線駅間で利用できる「乗継乗車票」を無料で配布します。
羽田空港内での乗り継ぎにご利用ください。
京急線・モノレールどちらでもご使用できます。
※第1ターミナル4ヶ所、第2ターミナル4ヶ所、新国際線ターミナル1ヶ所の到着階案内カウンターで配布。
※配布対象者:国内線⇔新国際線間の乗継利用者に限ります。(パスポート・航空券等の掲示で確認させていただきます。)

日本空港ビルディングは東証一部上場の純民間企業である(JALANAが大株主)。空港施設は国が、ターミナルは民間資本が建設するという役割分担のもとに、羽田空港、成田空港等の旅客ターミナルビルを所有し、航空会社等への賃貸、物品店・飲食店の営業を事業としている。羽田空港のターミナル間無料連絡バスは、同社が運行しているようだ(京急バスに運行委託)。その原資はおそらく、第2ターミナルビル開業時に徴収を開始した旅客取扱施設利用料(大人100円、小人50円。航空運賃に含まれる)だろう。京急東京モノレールの無料乗車証も、日本空港ビルディングが負担しているのだろうか。
国際線ターミナルを建設したのは、日本空港ビルディングの子会社である東京国際空港ターミナル株式会社である。同社は、新ターミナル利用者から空港施設使用料(出国客2,000円、通過客*11,000円。7月30日付プレスリリース参照)を徴収する。無料乗車証は、これを原資に日本空港ビルディングではなく、東京国際空港ターミナルが負担していると思われる。国際線・国内線ターミナル間の普通運賃は、京急130円、東京モノレール190円だが、団体運賃等の割引が適用されているのだろうか。
JALのウェブページは、自社が運行する国際線・国内線乗継ぎ専用バス*2を、ANAは、第2ターミナル・国際線ターミナル間の無料連絡バスを紹介しており、どちらも京急東京モノレールの無賃乗車証については触れていない。

*1:国際線から国際線への乗継客

*2:10月21日からではなく、欧米アジアへの新路線の運行が開始される10月31日から運行