周規改訂履歴−本日のウェブ更新

12月30日の記事で予告した「周遊旅客運賃割引規程」・「周遊割引乗車券発売規則」の変遷、本館の「鉄道事業者の運賃比較」執筆のため遅れてしまったが、本日、1967年4月1日までの周規改訂履歴を掲載した。同時に日本国有鉄道周遊割引乗車券発売規則(1967年4月1日施行)に、別表を掲載した。
この間の周遊券制度の主要な変化は、次の通りである。

  1. 当初は普通周遊券だけだったが、1956年7月北海道均一周遊券が発売された。以降、九州(57/10)、四国(58/05)、東北(59/06月)、南近畿(59/07月)、山陰(61/02)、北陸(65/09)と続く。また当初の発地帯、東京・名古屋・大阪に博多が加わり(61/02)、さらに全国11都区市内に拡大した(66/03)。
  2. 普通周遊券は、当初の118周遊指定地が、67年4月には253と倍増した。また多くの指定地の範囲が近隣観光地を含めて拡大した。
  3. 航空機の利用が普通周遊券の経由社線(59/06)、指定地接続線(八丈島、61/07)として認められた。また1965年7月には、北海道立体均一周遊券が登場した。

本日の更新では、ほかに、等級制からモノクラス制へも更新した。1枚のグリーン券による首都圏の普通列車グリーン車のラッチ内乗継について、旅客営業取扱基準規定の条文を引用して詳述した。また、特別2等車と特別座席について、その非連続性の観点から加筆した。