白金高輪駅のラッチ外乗継

1月4日の記事で書いたメトロ都営全ラッチ外接続駅全制覇260円最長ルートにおける、白金高輪駅でのラッチ外乗継に乗継割引運賃が適用されなかった件、

メトロ発の連絡切符を白金高輪駅の自動改札に投入したところ、出てこない。駅員は、「ここは出口です。都営への乗り換えは1番線です。」と、切符を返してくれた。規程の解釈には議論があると思うが、駅員の言うことはもっともである。

と、あっさり引き下がったが、やはりふに落ちない。
東京都地下高速電車連絡運輸規程を読み直してみた。同規程第2条第2項「第二 東京メトロ線、一 普通乗車券」の項には、東京都地下高速電車全線全駅と東京メトロ線全線全駅との間に、白金高輪駅を接続駅とする連絡乗車券が発売されることが規定され、第4条第2項「一 片道普通旅客運賃、イ 大人」に、その運賃は、

それぞれの大人片道普通旅客運賃を合算した額から七十円を差し引いた額。この場合、発着駅間の経路が二以上あるときは、旅客運賃が最も低額となる経路を乗車するものとみなして計算する。

と書かれている。白金高輪駅接続の連絡乗車券の発売及び割引運賃の適用がラッチ内乗継に限るとの規定は存在しない*1。そういえば、接続駅でのラッチ外乗継は、30分以内に限るという規定もみつからない*2。どこに書かれているのだろうか。
そこで、乗継運賃割引適用区間のうち、ノーラッチの接続駅でいったんラッチ外に出て乗継いだとき、割引運賃が適用されるか、という疑問が湧いた。例えば、次のような区間である。

  • 押上接続:京成(京成曳船、八広)−都営(浅草、本所吾妻橋
  • 下北沢接続:京王(笹塚−桜上水間、渋谷−池ノ上間、新代田−西永福間)−小田急(参宮橋−東北沢間、世田谷代田−経堂間)

実際に経験され、取扱をご存知の方がおられたら、ご教示いただけないだろうか。

*1:厳密に言えば、メトロの連絡運輸規定が適用されるメトロ発都営着の連絡乗車券で実験したのは間違いで、都営発の連絡乗車券で実験すべきだったが、結果は同じだろう。

*2:東京都地下高速電車旅客営業規程にも、自局内のラッチ外乗継駅(東日本橋馬喰横山、蔵前)の30分の乗継時間制限規定は見あたらない。なお、第56条の2に、メトロの規定と同様、「出発駅及び到着駅間の普通旅客運賃と出発駅又は到着駅から当該乗換駅までの普通旅客運賃とを比較して、出発駅又は到着駅から当該乗換駅までの普通旅客運賃が高額となる場合は、う回して乗車することができない。」という規定はある。