JR東の24駅で運賃取り過ぎ、精算早見表に誤り

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061006i215.htm?from=main2

 JR東日本は6日、乗り越し精算時に駅の係員が使う精算早見表に誤りがあり、2004年10月以降、運賃を徴収しすぎていた可能性があると発表した。

 同社によると、東京、埼玉など7都県の24駅の早見表で誤りが見つかり、40区間で30―1680円を取りすぎる記載となっていた。

 同社はホームページに誤表記区間や問い合わせ先などを掲載し、「取りすぎた金額は申し出があれば返金する」(広報部)としている。

またか。JR東のホームページのお詫びによると、正当な金額よりも高額となる表記をしていた区間には、「精算金額を誤って記載していた区間」(22区間)と「利用経路によっては精算金額を誤って徴収した可能性のある区間」(18区間)の2種類あり、後者は

 業務用の精算早見表を作成する場合は、最短(最安)経路又は一般的なご利用経路の運賃・料金を表示することとし、最短(最安)経路以外の運賃・料金を表示する場合は、その計算経路を表記することとしておりますが、計算経路を表示せず、高額となる経路による運賃のみを記載した区間があったというものです。そのため、ご利用経路によっては、本来頂戴するべき精算額よりも高額な精算額を頂戴した可能性があります。

ということだったらしい。また、正当な金額よりも低廉となる表記をしていた区間も94区間あったという。

今後は、

業務用の精算早見表の作成をシステム化して参ります。また、システム非対応区間等の精算早見表を作成する必要がある場合は、厳正なチェックと管理を徹底いたします

とのことだが、2000年秋の運賃誤表示問題発生当時に、こんな対策もとられていなかったとは。