JR久留米駅 運賃表示ミス 今月設置

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/20060830/20060830_041.shtml

 JR九州は30日、久留米駅(福岡県久留米市)構内に設置された運賃表の計12カ所に運賃の誤表示があったと発表した。同社は誤表示をしていた4日から28日まで、約50人から計約5000円を過徴収していたとみており、申し出があれば差額を払い戻す。

 誤っていたのは、自動券売機脇に今月4日に設置された地図式の運賃表。神埼駅長崎線)と小竹駅筑豊線)の各料金が、正規よりもそれぞれ90円、170円高く表示されていた。また新飯塚駅筑豊線)など10駅は170−300円少なく表示していた。

 同社によると、コンピューター内の運賃情報システムを使って作成すべきところを、担当駅員が個人で作成した早見表を基にしたため、誤ったという。28日、利用客から本社に指摘があった。

 同駅の別の運賃表や券売機の表示に誤りはなかった。

 JR九州本社は「久留米駅では筑後川花火大会(8月5日)の混雑前に、サービス向上のつもりで運賃表を新設したようだが、間違って申し訳ない」と説明している。

またJR九州。8月14日に枕崎線の運賃誤表示問題があったばかりだ(8月15日付記事)。6月17日には、JR東日本の誤徴収について書いた。そのほかにも次の記事を見つけた。

臨時乗車券運賃、44人から過徴収──南海金剛駅
JR西八王子駅でスイカ定期誤徴収。62件、1万3770円。
6月14日富山ライトレール運賃の誤徴収3回 富山ライトレールが開業以来 半額切り替え忘れ100円多く

2000年秋、運賃誤表示問題が日本中を騒がせたが、その経験が活かされていないようだ。