佐貫駅改称は龍ケ崎市駅で本決まり

JR東日本水戸支社の7月11日付リリース常磐線「佐貫駅」の駅名改称についてに続き、龍ケ崎市も7月13日付でJR常磐線佐貫駅駅名改称事業に係る協定書を締結しましたと発表した。龍ケ崎市のリリースによると、7月11日付けで、東日本旅客鉄道株式会社水戸支社との間で、JR常磐線佐貫駅駅名改称に係る協定書を締結したとのこと。2020年春にJRで実施される大規模施設機器更新時にあわせて実施し、事業予算額は上限3億8,900万円とのこと。当初2017年4月1日の消費税増税に伴う運賃改定時実施で計画が進められていたが、増税の延期で見送られた。当時の予算額は3億2,900万円で、6,000万円増加している。これは

・当初(H29.4)はダイヤ改正と同時期に改称することで割り勘効果を見込んでいた が、今回はダイヤ改正が同時期になるか不明確なため現時点では見込んでいない
・改修が必要な新たなシステムの追加

と説明されている。
佐貫駅の改称については、2015年5月23日及び2016年10月7日の記事で取り上げた。龍ケ崎市への改称は「市駅」命名のルールに反し、改称するなら佐貫駅龍ケ崎佐貫(龍ケ崎又は龍ケ崎口も)、関東鉄道竜ヶ崎駅龍ケ崎市だろうとコメントした。市の2015年6月29日付リリースでも、龍ケ崎佐貫は、龍ケ崎市、JR龍ケ崎に続く駅名候補の三番手に上がっていた。
関東鉄道竜ヶ崎線佐貫駅竜ヶ崎駅がどうなるかによって混乱が予想される。市民と市長の懇談会でも

・以前,関東鉄道佐貫駅については現状維持とありましたが今もその方針ですか?
・竜ケ崎駅との混同対策をした方が良いかと(佐貫駅と佐貫町駅は解消されそうだけど)

という意見が出されているが、サイトには市の見解が見当たらない。
なお、2015年5月23日の記事で紹介した、市がコンサルタント会社に委託した「影響度調査報告書」がサイトから削除されている。同報告書は、データルームの駅名改称の研究を参考にしたと思われるが、参考文献として表示されていなかった。たんに古い情報を削除しただけなのか、それとも著作権を若干気にしたのだろうか。