JR東日本旅規改訂履歴更新

国鉄の分割民営化が行われた1987年4月以降、JRの全国ダイヤ改正は3月の土曜日に定着、これにあわせて新駅の開業、旅客営業規則の改定等が行われるようになった。今年は、今日3月17日で、旅規ポータルのJR東日本旅規改訂履歴(条項順)・(日付順)を更新した。
2月23日の記事に書いたように、JR九州の公告にある284条1項の無賃送還条項の改定がJR東海版には記載されていなかった。その後、JR東海は3月12日付公告で改定する条項を追加し、284条の改定を記載したほか、各種様式を改定(年号の平成の削除)しており、これらを本日の更新に反映した。しかし、JR東海の改正履歴と改定された約款、または更新されたJR東日本の旅客営業規則*1とに次の差異があり、これらは記載を見送った。

  • 183条:JR東海の改正履歴及び新約款は、第2項として「前項第3号及び第4号について、元号表示のものを西暦表示に、西暦表示のものを元号表示とすることがある。」が挿入されているが、JR東日本の旅規は改定されていない。
  • 290条(東京駅又は新大阪駅着となる急行券、特別車両券、寝台券又は座席指定券に対する料金の払いもどしの特例):JR東海の改正履歴は、見出し及び第1項から「又は新大阪駅」を削除しているが、JR東海の新約款およびJR東日本の旅規には反映されていない。

2月2日の記事で新大阪・大阪間の運転を取りやめたサンダーバードの特急料金の全額払い戻しについてとりあげた。現在「こうのとり」や「スーパーはくと」が大阪・新大阪間の運転を取りやめたときは、290条に従って差額精算だが、「サンダーバード」と同様全額払い戻しとし、旅客が有利な方向に統一するのだろうか。
JRのダイヤ改正日に合わせて、民鉄もダイヤ改正及び新駅の開業等を行うようになった。京阪石山坂本線4駅の改称を反映して、駅名改称の研究及び別表駅名改称 1987-2018を更新した。

*1:なぜか、2018年3月16日現在となっている