タッチでGo!新幹線

JR東日本ICカード乗車券で新幹線自由席が乗車できるタッチでGo!新幹線の詳細を発表した(1月25日付リリース)。
サービスエリアはSuica首都圏エリアに相当する、東北新幹線那須塩原上越新幹線上毛高原北陸新幹線安中榛名までの区間東海道・山陽新幹線のスマートEXは登録したクレジットカードで決済するが、「タッチでGo!新幹線」はICカード乗車券のSFから減額する。
4月1日のサービス開始から「当分の間」は、新幹線の運賃と自由席特急料金の合計額から最大240円を割引く*1。しかし、在来線を乗り継ぐ場合は在来線区間IC運賃を別途減額し、東京山手線発着の運賃も適用されない。そのため、

在来線を含むご利用区間によっては、「タッチでGo!新幹線」ご利用のお値段が「タッチでGo!新幹線」を利用しない場合の精算額よりも高額になる場合があります。

と注記している。むしろ、窓口での乗車券類購入が不要になる利便性を売り込んでいる*2
「タッチでGo!新幹線」のサービス開始に伴い、新幹線自由席回数券の発売が2018年12月22日で終了する*3。東京(山手線内)・小山間の新幹線自由席回数券の1枚当たり2,980円に対し、「タッチでGo!新幹線」で渋谷・小山間を乗車すると、東京乗換3,694円(194円+3,500円)、上野乗換3,284円(194円+3,090円)。2015年3月の常磐線の座席未指定券導入時にひたち回数券、フレッシュひたち料金回数券及び定期券用月間料金券が廃止されたのと同様の措置で、リピーターにとっては痛い。

*1:大宮・小山間や上野・熊谷間など無割引の区間もある

*2:初回のみ事前の利用登録手続きが必要

*3:旅規第41条の2の急行回数券は1992年9月25日の改定で廃止されたが、特別企画券として発売されている