西武多摩湖線の代行輸送

台風9号の雨で土砂が線路内に流入した西武多摩湖線は、萩山・西武遊園地間が不通になっている。西武鉄道が23日に発表したプレスリリースによると、復旧工事は1ヶ月かかる可能性があり、当面はバスによる代行輸送が行われる。
代行バスの運行区間は東村山・武蔵大和間。平日の朝と夜だけの運転で、武蔵大和発は5時20分から8時30分、東村山発が19時00分から0時40分にかけて運転される。代行バスが運転されない時間帯は、通常の路線バスで対応する。また西武園線の終発を延長し、東村山駅発23:31初の終電のあとに3本の西武園行き列車を運転する。
代行バスが不通区間多摩湖線萩山・西武遊園地間の運転ではないのが興味深い。西武園線も代替路線という位置付けである。リリースには明記されていないが、西武遊園地から国分寺方面の旅客は西武園・東村山(国分寺線国分寺間の、西武新宿方面の旅客は西武園・東村山・小平間の他経路乗車の取扱いを行うのだろう。旅規ポータルに掲載している西武鉄道旅規(1999)70条の特定区間や157条の定期乗車券による選択乗車区間には直接該当しないが、線路が錯綜しているこのエリアらしい対応である。