京都丹後鉄道の新駅名

1週間後に迫った北陸新幹線金沢延伸に伴う並行在来線の経営分離と駅名改称、4月1日予定の四日市あすなろう鉄道と京都丹後鉄道の誕生等に先立って、デスクトップ鉄のデータルームの駅名関連ページを更新した。市名と駅名の関係(市代表駅)町村名と駅名の関係(町村代表駅)「旧国名*」駅−駅名接頭・接尾語考(2)とその別表旧国名駅駅名改称の研究と別表駅名改称 1987-2015である。
「駅名改称の研究」で言及しているが、近年流行の市名を地名に冠する複合駅名が上越妙高(旧脇野田)、黒部宇奈月温泉、能美根上(旧寺井)、京丹後大宮(旧丹後大宮)と4駅誕生する。
京都丹後鉄道は、京丹後大宮のほかにも6駅を改称する。宮福線福知山市民病院口(旧厚中問屋)を除くといずれも宮津・豊岡間(新通称名宮豊線)の駅で、夕日ヶ浦木津温泉木津温泉)、小天橋(丹後神野)、かぶと山(甲山)、コウノトリの郷(但馬三江)は、現在の愛称にあわせた。会社名には流行のひらがなを使わなかったが、駅名はかなり軟弱である。豊岡市コウノトリの郷を除く3駅は京丹後市に所在するが、市の意向だろうか。
野田川は、1990年4月1日の北近畿タンゴ鉄道への移管に際し、丹後山田から町名にあわせて改称した。2006年3月1日の合併で与謝野町が新設され、駅名と町名が不一致となったが、再度町名にあわせ与謝野と改称する。平成の大合併で誕生した自治体名にあわせて駅名を改称するのは、くま川鉄道のあさぎりに続く2件目で、市には例がない。
1990年4月丹後木津から改称した木津温泉も再改称である。移管前に宮津線旧国名駅は7駅あった。但馬三江を含めて宮豊線区間旧国名駅は全廃され、残るのは宮津・西舞鶴間(通称宮舞線)の丹後由良と丹後神崎の2駅だけになる。