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箱根登山鉄道が社名変更

小田急は24日、小田急箱根グループの4月1日付組織再編を発表した(リリース)。 小田急電鉄が100%所有する中間持株会社の小田急箱根ホールディングスとその傘下の箱根登山鉄道、箱根観光船、箱根施設開発が合併、小田急箱根に社名を変更する。箱根登山鉄道を…

南海と泉北高速が経営統合

南海電鉄は、100%子会社のる泉北高速鉄道社との経営統合に基本合意したと発表した(リリース)。2025 年度早期の経営統合に向けて検討を進めるとのこと。京成電鉄の新京成電鉄との合併(2025年4月1日実施予定)に続く100%子会社との経営統合である。 リリ…

京成が新京成を合併

京成電鉄は、2025 年4月1日を合併効力発生日として、100%子会社の新京成電鉄を吸収合併すると発表した(リリース)。 新京成電鉄は東京証券取引所1部上場だったが、2022年4月の市場区分再編の際スタンダード市場に移行し、同年9月1日に京成電鉄が全株式を…

第22回日本鉄道賞

明日10月14日は鉄道の日。国土交通省が第22回日本鉄道賞を発表している。20件の応募から、ヒアリング対象案件8件をスクリーニング、大賞1件と特別賞4件が決定した。 賞 受賞者 件名 大賞 独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構、相模鉄道、東急電鉄 新…

鉄道会社の2022年度決算

近鉄グループホールディングス(近鉄GHD)の2022年度(2023年3月期)決算が6月2日発表され*1、ウェブに決算短信を掲載している上場24社*2と東京地下鉄の決算が出そろった。 2021年度決算(昨年5月15日の記事参照)に続き、各社の決算を比較する。コロナ前の2…

続・亀有・金町の運賃訴訟

10月22日の記事の続報。弁護士ドットコムニュースに原告の記者会見の模様が掲載されていた。新聞が報じたとおりの内容だが、特記事項は西日暮里乗換え時のメトロ北千住・西日暮里間の「二重取り」について。「二重取り」になっていないメトロ南北線(第一種…

第21回日本鉄道賞

国土交通省が第21回日本鉄道賞を発表していた。20件の応募があり、8件をヒアリング対象案件とし、大賞1件と特別賞3件が決定したとのこと。 賞 受賞者 件名 大賞 東海旅客鉄道 飛騨・南紀の魅力も満載 国内最速 新型ハイブリッド車「HC85系」 特別賞 東日…

摩耶ケーブル・西濃鉄道

書店で「令和四年度鉄道要覧」を立ち読みしていて、鉄道路線リストの変更を要する情報をみつけた。 神戸市の摩耶ケーブルを運行している神戸市すまいまちづくり公社が5月1日付で神戸住環境整備公社に改称していた。神戸市の資料によると、神戸すまいまちづく…

JR東日本路線区間別通過人員

JR東海を除くJR旅客5社が、路線区間別通過人員を公開した。 JR北海道 JR東日本 JR西日本 JR四国 JR九州 JR東日本は、区間をかなり細かく分割し、全路線について1987年度から5年ごと及び2011年度から2020年度まで毎年のデータを開示し、5社の中で最も充実して…

鉄道会社の2021年度決算

日経の5月14日記事 鉄道大手18社の2022年3月期の連結決算が13日出そろった。前の期は全社で赤字だった最終損益は東急、近鉄グループホールディングス(GHD)など14社で黒字転換した。コロナ下で鉄道事業はなお低調だが、不動産事業などの割合が大きい私鉄を…

史上最長片道切符の旅

1982年6月23日の東北新幹線大宮・盛岡間開業から、7月1日の仁堀航路廃止までの8日間、国鉄・JRの最長片道切符は史上最長だった。最長片道切符ルートの変遷 1961-2020に書いているように、ルートは様似⇔枕崎、券面距離は13,423.5キロ(鉄道13,222.5、航路201.…

鉄道事業者の資本関係(3)

続いて第3回は西日本の私鉄及び公営事業者。Gはグループの略。 関西の近鉄GHD、京阪HD、阪急阪神HDは会社分割で旧鉄道事業者が持株会社に移行した。第2回に書いた東急と西武の対比、持株会社のもとに鉄道事業者がぶら下がるか、鉄道事業者の下につくかは、三…

鉄道事業者の資本関係(2)

鉄道事業者間の資本関係の第2回は東日本の私鉄及び公営事業者。 第1回と同様社名の太字は鉄道事業者(*は貨物専業、**は第3種事業者)、水色の網掛けは上場会社。地方公共団体は、鉄道事業者のみ記載。%は持株比率で赤は過半数所持、青は筆頭株主を示す(比…

鉄道事業者の資本関係(1)

鉄道事業者が他の事業者の株式を所有する所有・被所有の資本関係を図で示す。 第1回は、JR。社名の太字は鉄道事業者(*は貨物専業、**は第3種事業者)、水色の網掛けは上場会社。地方公共団体は、鉄道事業者のみ記載した。%は持株比率で赤は過半数所持、青は…

上場鉄道事業者の時価総額

先週月曜日4月4日から東京証券取引所の市場区分が再編された。上場している鉄道事業者(持株会社)は25社あるが、その所属市場と時価総額は次のとおり。 鉄道事業者 上場会社 コード 新市場 旧市場 時価総額*1 東武鉄道 東武鉄道 9001 プライム 1部 612,241 …

富士急行が鉄道事業分社化

4月1日富士急行が鉄道部門を分社化して、富士山麓電気鉄道に鉄道事業を移管する。バス事業はすでに子会社に移管しており、本体は持株会社となる。富士山麓電気鉄道は1926年創業当時の商号で1960年に富士急行に改称した。これが新たな鉄道事業者の社名として…

第20回日本鉄道賞

国土交通省から第20回日本鉄道賞が発表されていた。 賞 受賞者 件名 大賞 東日本旅客鉄道、東海旅客鉄道、西日本旅客鉄道、鉄道総合技術研究所、防災科学技術研究所、海洋研究開発機構 世界で初めての海底地震計を用いた新幹線地震早期検知の開発・導入とそ…

鉄道会社の2020年度決算

日経の5月15日の記事。 鉄道大手21社、赤字1.5兆円 前期最終、移動自粛打撃にJRや私鉄など主要鉄道大手21社の2021年3月期の連結決算が14日に出そろった。全社が最終赤字となり合計赤字額は1兆5000億円を超えた。(後略) ウェブに決算短信を掲載しているJR4…

第19回日本鉄道賞

国土交通省から第19回日本鉄道賞の選考結果が発表されていた。 賞 受賞者 件名 大賞 東日本旅客鉄道 全線運転再開~沿線の方々の思いを乗せて再びつながった常磐線~ 特別賞 四国旅客鉄道 四国に元気と笑顔を!~アンパンマン列車とともに 20 年~ 特別賞 京…

線路名称と事業基本計画

全国の鉄軌道路線リストの凡例に書いている通り、JRの路線リストは国鉄から引き継いだ、部線体系による「線路名称」と、JR発足時に各社が提出し、鉄道事業のみなし免許の対象となった「事業基本計画」に記載されたリストの2種類がある。基本計画は、部線体系…

東京メトロ銀座線改キロ

店頭に並んでいるJTB時刻表1月号の東京メトロ銀座線のページは、表参道・渋谷間のキロが1.3キロから1.2キロに変わっている。1月3日、銀座線渋谷駅が表参道駅方向へ約130m移設されるのを反映したものと思われる。時刻表には、 銀座線と半蔵門線の表参道-渋…

Hatena Blogに移行しました

はてなダイアリーの終了に伴い、「デスクトップ鉄の雑記帳」は、Hatena Blogに移行しました。雑記帳の過去記事は、1月26日の記事を除き、インポートされています。 ブックマークされている方は、こちらに変更してください。 1月26日の「京急の4駅名改称」を…

2018年の回顧

2018年は三江線が廃止され、新線開業はなかった。 2019年には、3月16日のおおさか東線全通、夏の沖縄都市モノレール延伸がある。19年度下期に相鉄新横浜線のJR連絡区間の開業が予定されているが、JRのダイヤに大きな影響を与えるので、20年3月にずれ込むので…

JTB時刻表の索引地図に貨物線追加

JTB時刻表12月号の索引地図に、旅客列車が走る貨物線が追加された。他の旅客線と区別するために、太線ではなく、二重線で表示されている。追加された区間は次のとおり。 路線 区間 定期列車 備考 東海道本線(羽沢貨物線) 鶴見−東戸塚 「湘南ライナー」など J…

第17回日本鉄道賞

鉄道の日に「鉄道に関する優れた取組」を表彰する日本鉄道賞は、10月1日に国土交通省から発表されていた。特別賞が2件、新設された海外特別賞が1件である。21件応募があり、10件をヒアリングしたというが、昨年同様エントリー件名は公表されていない。 賞 受…

2017年の回顧

2015年の北陸、16年の北海道と新幹線の開業が続いたが、今年は2012年から3年続いた新線開業なしの年に戻ってしまった。2013年の5社相互乗り入れや2015年の上野東京ラインといった運転系統の大きな変化もなかった。 次の新線開業は、2019年のおおさか東線の全…

新春デパート巡り乗車券

東京メトロ90周年企画の一つ、新春デパート巡り乗車券の詳細がリリースされた。 10月17日の記事(コメント)で予想したように、東京メトロ24時間券だったが、特別デザインの24時間券3枚と銀座線沿線の9つのデパートで使用できる特典クーポンを付けた「新春デ…

JTB時刻表の索引地図リニューアル

店頭に並んでいるJTB時刻表11月号の索引地図が変わった。JTBパブリッシングのプレスリリースによると、 『JTB 時刻表』は、地図の見やすさや情報量増強のため、2017年11月号から索引地図を大幅にリニューアルしました。日本列島の形まで含めた地図の変更は、…

JR西日本ICカード乗車券エリア拡大

JR西日本がICカード乗車券の取扱いエリアを拡大している。7月15日から紀勢本線和歌山・和歌山市間に導入、和歌山市駅を接続駅とする南海とのIC連絡定期券も同日から発売開始した。 10月6日には、2018年春、和歌山線大和新庄・五条間にICOCAを導入すると発表…

2016年度日本鉄道賞

昨日国土交通省から2016年度日本鉄道賞の受賞者が発表された(リリース)。ここ数年、まずエントリー件名を発表*1、その後受賞者の発表というプロセスを踏んでいたが、今年は、いきなり受賞者の発表である。32件のエントリーがあり、書類審査で10件に絞って…