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2024年春の運賃改定

2024年も運賃値上げが相次ぐ。次の各社は上限運賃変更認可申請を行った。 事業者 路線 実施時期 改定率(普通・通勤・通学) リリース 芝山鉄道 2024/03/16 10.0% 10.0% 0.0% 2023/12/13 ディズニーリゾートライン 2024/03/16 14.6% 14.7% 14.4% 2024/02/26 東…

南海と泉北高速が経営統合

南海電鉄は、100%子会社のる泉北高速鉄道社との経営統合に基本合意したと発表した(リリース)。2025 年度早期の経営統合に向けて検討を進めるとのこと。京成電鉄の新京成電鉄との合併(2025年4月1日実施予定)に続く100%子会社との経営統合である。 リリ…

京成が新京成を合併

京成電鉄は、2025 年4月1日を合併効力発生日として、100%子会社の新京成電鉄を吸収合併すると発表した(リリース)。 新京成電鉄は東京証券取引所1部上場だったが、2022年4月の市場区分再編の際スタンダード市場に移行し、同年9月1日に京成電鉄が全株式を…

鉄道事業者の運賃比較更新

8月26日の宇都宮ライトレール開業及び10月1日の運賃改定*1を反映して、鉄道事業者の運賃比較と別表を2023年10月版として更新した。鉄道事業者の運賃比較は、運賃ランキング表を更新したほか、「コスト構造と価格政策」の項を加筆、京急の運賃改定についてJR…

JR東日本旅規改訂履歴更新

JR東日本旅規改訂履歴(条項順)・(日付順)を更新した。10月1日のJR東日本・四国・九州の特急料金・特別車両料金・座席指定料金の改定のほか、未反映だった8月28日の日田彦山線BRT運行開始に伴う旅規改定(8月9日の記事参照)を追加した。 各社は10月1日か…

2023年秋の運賃改定

2023年秋以降の運賃改定。既報の京急、南海、北陸鉄道に加え、次の各社が上限運賃変更認可申請を行った。高松琴平電鉄は、JR四国にあわせて5月20日に運賃改定を実施していた。 事業者 実施時期 改定率(普通・通勤・通学) リリース(申請・認可) 高松琴平電気…

鉄道事業者の運賃比較など更新

5月20日までの運賃改定を反映して、鉄道事業者の運賃比較と別表を更新した。2023年5月版として運賃ランキング表を更新し、脚注の加算運賃に東急・相鉄の新横浜線を追加、特定割引運賃から新京成を削除した。 運賃を改定(鉄道駅バリアフリー料金の加算を含む…

JR四国運賃値上げに伴う旅規改定

JR東日本旅規改訂履歴(条項順)・(日付順)を更新し、5月20日のJR四国運賃値上げに伴う旅規改定を追加した。 既報(2022年9月10日の記事)のとおり、JR四国は、100キロまでの運賃を賃率に拠らない対キロ区間制とし(77条の3、1項1号)、三島会社の100キロ…

「JRの運賃計算ルールは複雑すぎる」更新

JRの運賃計算ルールは複雑すぎるを更新した。3月18日及び4月1日実施の次の運賃・料金改定を反映した。 認可上限運賃改定(3月18日東急、4月1日近鉄) 区間特定運賃改定(4月1日JR西日本) 鉄道駅バリアフリー料金の新設(3月18日関東、4月1日関西) JR東海等…

福岡市営地下鉄七隈線延伸に伴う運賃値上げ

本日福岡市営地下鉄七隈線が天神南から博多まで延伸開業した。英語ページのRailway Newsと Railways of Japanを更新した。 七隈線博多駅は、空港線博多駅と150m離れているが、改札内乗換えが可能で、地下の動く歩道で連絡する。福岡市営地下鉄のサイトによる…

私鉄の鉄道駅バリアフリー料金規定

3月18日は、首都圏の鉄道事業者が鉄道駅バリアフリー料金の収受を開始した日でもあった。2月8日の記事に書いたとおり、JR東日本の旅規は、鉄道駅バリアフリー料金を運賃とは別の特殊料金として、旅客運賃と「あわせ収受する」と規定した。バリアフリー料金を…

2023年運賃改定

2023年春の運賃改定(2022/09/10)、続・2023年春の運賃改定(2022/12/15)の続報。前記事の表に追加する。 上限運賃変更認可申請を行ったのは次の各社。新たに京急と京福が申請した。 事業者 実施時期 改定率(普通・通勤・通学) リリース(申請・認可) 東急…

回数券廃止続く

2022年6月21日の記事以降も、回数券廃止が続いている。昨年12月30日の相模鉄道、12月31日の関東鉄道に続き、東京メトロと東急電鉄が2月28日、山陽電気鉄道が3月31日で回数券の発売を終了する。 同記事の表に漏れていた会社と新規に廃止された会社を加え、再…

京急の運賃改定

1月13日京急が10月実施の運賃改定を国土交通省に申請した(リリース)。普通運賃の平均改定率は10.7%だが、短距離区間の改定率を高くし、40キロ超の区間では値下げしている。現行運賃と改定運賃をプロットすると、カーブが寝た長距離逓減運賃になっている。…

旅客運賃値上げのパブリックコメント

鉄道事業法第16条は、鉄道の旅客運賃と新幹線の特急料金*1について、上限額を定め国土交通大臣の認可を受けなければならず、認可にあたっては、能率的な経営の下における適正な原価に適正な利潤を加えたものを超えないものであるかどうかを審査すると規定し…

続・2023年春の運賃改定

9月10日の記事で紹介した2023年春の運賃改定の続報。同記事の表に追加する。 上限運賃の認可申請を行ったのは次の各社。 事業者 実施時期 改定率(普通・通勤・通学) リリース(申請・認可) 東急電鉄*1 2023年3月 13.5% 13.8% - 2022/01/07 2022/04/09 近畿日…

鉄道事業者の運賃比較更新

鉄道事業者の運賃比較と別表を更新した。2021年12月25日の阿佐海岸鉄道、2022年10月1日の北総鉄道、2021年11月1日の広島電鉄市内線の運賃改定を反映し、2022年11月版として運賃ランキング表を更新した。 京成空港線も10月1日に改定した(2021年11月19日リリ…

続・亀有・金町の運賃訴訟

10月22日の記事の続報。弁護士ドットコムニュースに原告の記者会見の模様が掲載されていた。新聞が報じたとおりの内容だが、特記事項は西日暮里乗換え時のメトロ北千住・西日暮里間の「二重取り」について。「二重取り」になっていないメトロ南北線(第一種…

亀有・金町の運賃訴訟

10月20日の朝日新聞(東京版)の記事。JR常磐線「亀有・金町利用者だけ割高」 50年来の運賃問題で提訴 約50年前からくすぶる運賃問題が、法廷に持ち込まれた――。JR常磐線亀有駅と金町駅(いずれも東京都葛飾区)の利用者が、「他の利用者に比べて不当に高い…

西九州新幹線関連ウェブ更新(2)

9月23日の西九州新幹線武雄温泉・長崎間の開業に際し、昨日の駅名関連ページに続き、第二弾として次のページを更新した。 最長片道切符ルートの変遷 1961-2022及び別表 区間キロの推移 JRの運賃計算ルールは複雑すぎる 新幹線と在来線-同一路線扱いの虚構と…

JR東日本オフピーク定期券

JR東日本は、9月16日、国土交通省に通勤定期運賃の変更認可申請を行ったと発表した(リリース)。来年3月から東京電車特定区間内において、バリアフリー加算料金(9月10日記事参照)に加えて実施し、別途割引運賃によるSuicaオフピーク定期券の発売を行う。…

2023年春の運賃改定

各社から発表されている2023年春の運賃改定。 上限運賃の認可申請をしたのは次の3社。東急は4月9日付、近鉄は9月2日付で認可された。 事業者 実施時期 改定率(普通・通勤・通学) リリース(申請・認可) 東急電鉄*1 2023年3月 13.5% 13.8% - 2022/01/07 2022/0…

相鉄・東急直通線運賃認可申請

8月9日付で、来年3月開業する相鉄・東急直通線(相鉄新横浜線羽沢横浜国大・新横浜間、東急新横浜線日吉・新横浜間)の運賃認可が申請されていた(相鉄リリース、東急リリース)のを見逃していた。 加算運賃(定期運賃は1ケ月)は、相鉄羽沢横浜国大・新横…

回数券廃止相次ぐ

回数券廃止の報道が相次いでいる。昨年のJR九州とJR西日本については、旅規改定の記事で触れた*1。4月以降JR東日本、JR東海、JR四国が9月30日で回数券の発売を終了すると発表した。10月以降普通回数券は、JRではJR北海道とJR西日本のICOCA区間外だけになる。…

西九州新幹線の旅規上の扱い

9月22日開業する西九州新幹線の運賃・特急料金をJR九州が発表した(4月27日リリース)。興味深いのは次の箇所。 諫早~長崎間は、長崎本線として並行する在来線が存在するため、長崎本線の営業キロ(24.9 キロ)と同一とし、480 円とする旨認可申請を行いま…

JR北海道座席指定料金改定

JR東日本から「2022年1月22日乗車となるものから適用」の旅規改定が発表された。139条の3 第1号の特定の座席指定料金の改定で、JR北海道の料金が「840円または1,680円」となった。冬の湿原号に、川側の席をカウンター席に、山側のボックス席を高床化した「た…

山形・秋田「新幹線」の特急料金改定

JR東日本仙台・秋田支社連名のプレスリリースで、来年3月のJR旅規改正につながる新たな制度変更が発表された。新在直通区間の指定席特急料金は、新幹線と在来線の区間の座席指定料金相当額(在来線区間はA特急料金の3割引き)を合算していたが、新幹線区間の…

小田急50円均一小児IC運賃

小田急は、2022年春から小児IC運賃を小田急線内一律50円とすると発表した(11月8日リリース1)。子育てしやすい沿線の実現に向けての取り組みの一環という。少子高齢化に加え、コロナ禍によるテレワークが普及する中で、鉄道の沿線間競争が加速している。 小…

10月1日旅規改定

明日10月1日の旅規改定(JR東日本公告、JR東海公告)に伴い、旅規ポータルのJR東日本旅規改訂履歴(条項順・日付順)を更新した。 7月1日のJR九州に続き、JR西日本も「別に定める区間内の駅相互間」の普通回数券発売を終了する。別に定める区間とはICOCAエリ…

SL人吉の座席指定料金

JR東日本旅規改訂履歴(条項順・条項順)を更新した。運休中の肥薩線に代わり、5月1日から熊本・鳥栖間に運転されるSL人吉の座席指定料金改定に伴うもの。139条の3(座席指定料金の特定)4号のJR九州の特定料金が840円から一挙に1,680円と2倍になった。もち…